ランニング関連本 書評など

”運動脳”読了

アンデシュ・ハンセン 御舩由美子訳の『運動脳』を読了しました。

脳にとって最高のエクササイズは、クロスワードパズルでもなく、数独でもなく、身体を動かす事。また、ハンセン氏は精神科医であるが、不安障害、うつ病のリスクを減らすためにも体は動かす事は重要と言ってます。むしろ処方されている薬よりも時には有効な事があります。何しろ副作用等がありません。

個人的には最近の趣味と化しているランニングがどれくらい良い事かということを裏付ける本になっていて、読んでいて、やっぱり間違っていなかったと思いました。

結論から言うと30分から40分程度のランニング(有酸素運動)を週に3日程度行う事で精神にはとても良い効果がある、との事。精神疾患にも好影響があり、集中力もあがる。

確かに走った後は頭がスッキリするし、夜もしっかり眠くなります。ストレスが多いときも走ると確実にストレスが減っている感じがします。一番のストレス解消は水泳を一時間程度結構ハードにやることなんだけど、なかなかプールまで行って着替えて、となるとちょっと手間になってしまいますね。その点ランニングはランニングシューズと運動できる恰好ができればすぐに始められる。その手軽さが何よりもランニングの良いところかなと思っています。

ハンセン氏はまだ人間は原始人と変わらず、生存、子孫繁栄に有利になることをすると報酬が得られるようになっているとのことで、元々狩猟をしていた人間は走る事で獲物が捕まえられる可能性が高まるため、走ると脳内にご褒美の物質が分泌されるという。本能の動きに近いものという事なんでしょう。

まだ今シーズンはハーフマラソンの大会も残っているし、しっかり走ろう、と思いました。今日も朝7キロ程走ってこの文章を書いていますが、やっぱり集中力が上がっているかなと思いました。